論文

2012年1月

中学生・高校生の携帯電話に関連したいじめ等の問題に関する研究

電子情報通信学会技術研究報告
  • 三島浩路・黒川雅幸・大西彩子・本庄勝・吉武久美・長谷川亨・<U>吉田俊和</U>

第111巻
開始ページ
57
終了ページ
62
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
電子情報通信学会

大学生800名、高校生850名を対象に、回想法による質問紙調査を行い、携帯電話の重要性の認知度とケータイ不安の強さとの関連、および携帯電話に関連するトラブルにより生じる精神的なダメージについて検討した。携帯電話の心理的重要度を高く評価している中高生は、携帯電話に対する依存傾向が強く、依存傾向が強い中高生は、ケータイ不安が強いことや、携帯電話に関連するトラブルにより生じる精神的なダメージの大きさには、相手からの反応が遅いこと、拒否されることが影響しやすいことが示唆された。学校での携帯電話の使用に関しても、有効な知見である。

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