2004年
単一組立工程における異なる部品価格を考慮した製品の投入順序決定法
日本経営工学会論文誌
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- 巻
- 55
- 号
- 5
- 開始ページ
- 227
- 終了ページ
- 233
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.11221/jima.55.227
- 出版者・発行元
- 公益社団法人 日本経営工学会
JIT生産方式における多品種の組立スケジューリング問題では, 従来部品在庫量を減らすため, 組立工程で消費される部品の消費速度を一定に保つとしたスケジューリングが多かった.Just-in-time生産方式の最大の目的は, 「製造にかかるコストを極限まで低減させる」ことである.つまり資本生産性の上昇を図り, 会社全体の生産性向上を意図したものである.いままでいずれの研究においても, 生産コストのことは直接には触れられていない.したがって, 本研究では, 単一組立工程で異なる部品構成, および異なる部品価格をもつ多品種の製品組立スケジューリング・モデルにおいて, 部品の量だけではなく使用しているすべての部品の購入価格を考慮し, 部品購入費用のばらつきを減らすことを目的として, 目標追跡法に基づいた製品の投入順序解法を新たに提案する.さらに, 提案法を評価するために, 種々な数値例を解き, 提案法の有効性を示す.また, 提案法と目標追跡法を用いて得られた結果を比較する.
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.11221/jima.55.227
- ISSN : 1342-2618
- CiNii Articles ID : 110004050476
- CiNii Books ID : AN10561806