2007年 - 2009年
神経損傷に起因する口腔顔面領域の病的疼痛の発症機序に関する研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
ラット新生仔において末梢神経切断やカプサイシンの全身投与を行うと、損傷を受けた末梢知覚神経細胞は、神経栄養因子の欠乏に起因するカスパーゼの連鎖的活性化によるアポトーシスに陥ると考えられる。成熟ラットでは神経切断後のアポトーシスは稀で、切断された神経は興奮伝達を行うことができるが、脳内のニューロンの興奮性が上昇し些細な刺激に対して過剰反応を起し、病的疼痛が発症すると考えられる。
- リンク情報
- ID情報
-
- 課題番号 : 19592111
- 体系的課題番号 : JP19592111