MISC

2003年6月

超音波洗浄や滅菌処置が歯科用金属アレルギーの非破壊的原因金属同定結果に及ぼす影響

岡山歯学会雑誌
  • 峯 篤史
  • ,
  • 窪木 拓男
  • ,
  • 長岡 紀幸
  • ,
  • 土本 洋平
  • ,
  • 園山 亘
  • ,
  • 前川 賢治
  • ,
  • 矢谷 博文

22
1
開始ページ
183
終了ページ
188
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
岡山歯学会

研磨用ポイント(WP)で歯科鋳造用銀合金及び陶材焼付用白色合金を研磨し,WPの表面を走査型電子顕微鏡で観察した.表面には金属付着が観察され,元素分析により銀合金においてはC,O,Al,Zn,Agが,白色合金ではC,O,Al,Cr,Niが検出された.又,試料を無処理群,蒸留水浸漬群,超音波処理群に分け,同様に金属分析を行ったところ,超音波処理群で銀合金の主成分であるAg,白色合金の主成分のNi,Crが検出され,無処理群,蒸留水浸漬群と同等の結果であった.銀合金でのZnは超音波処理群で全試料の1/3に,他の2群では2/3に検出された.次に試料を薬液滅菌群とオートクレーブ群に分け,超音波洗浄後金属分析を行った.両群とも主成分が検出されたが,銀合金のZnはオートクレーブ群で1/3のみ検出され,薬液滅菌群では検出されなかった.又,両群とも無処理及び蒸留水浸漬に比較してCが検出されにくかった

リンク情報
J-GLOBAL
https://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=200902253216557112
ID情報
  • ISSN : 0913-3941
  • 医中誌Web ID : 2004107743
  • J-Global ID : 200902253216557112

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