2001年
長期的有酸素運動による心身医学的変動-心身両面の相互関係と個人差
心身医学
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- 巻
- 41
- 号
- 4
- 開始ページ
- 273
- 終了ページ
- 280
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.15064/jjpm.41.4_273
- 出版者・発行元
- 一般社団法人 日本心身医学会
日頃運動不足気味の一般市民を対象とする大学公開講座に参加した女性22名(21〜55歳)を対象として, 講座の開始時と終了時に心理テストと体力テストを行った.有酸素運動は週2回ペースで, 1回約1.5時間, 多様な運動種目を用いて約2ヵ月間実施した.体育大女子運動選手(19〜21歳)にも同一の心理テストを2ヵ月の間隔をおいて実施した.一般市民では, 心身両面の影響が認められ, 心理効果として特性不安や抑うつの低減, 活力の増大が認められたが, 女子体大生では心理効果は認められなかった.心理効果と体力変化とは平行せず, むしろ背反的であった.特性不安の高かった人や年齢の高い人のほうが心理的改善が著しい傾向が認められた.
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.15064/jjpm.41.4_273
- ISSN : 0385-0307
- CiNii Articles ID : 110001122954
- CiNii Books ID : AN00121636