2013年4月 - 2016年3月
小型筋電計による終日咀嚼筋筋電図記録を口腔インプラントの難易度判定に応用する
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
繰り返し生じるインプラント上部構造破損には,ブラキシズム(歯ぎしり)の影響が考えられている.本研究では終日記録可能な携帯型筋電計を使用し,インプラント上部構造の破損状況とブラキシズムの発生状況の関連性を調べた.上部構造装着後に前装部材料の破損した9名を破損群,天然歯群7名を対照群とし,さらに破損群は大破損群5名と小破損群4名の2群に分け,それぞれの筋活動の解析を行った.大破損群は小破損群と比較しブラキシズム様の筋活動が有意に多く生じていたが,食事等の機能運動時の筋活動に差はなかった.このことからインプラント上部構造の破損にはブラキシズム等の咀嚼筋筋活動が関連があることが考えられた.
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- 課題番号 : 25463014
- 体系的課題番号 : JP25463014