2020年4月 - 2025年3月
禁煙外来看護師のための禁煙支援技術ガイドブックの開発
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
本研究の目的は、禁煙率向上に寄与するため、禁煙外来に携わる看護師の禁煙支援技術向上を目指し、先行研究(高橋,2017)で明らかにしてきた熟練看護師の持つ禁煙支援技術を実践の場で使えるようガイドブックとして開発し、その実用性と有効性を評価することである。
ガイドブック開発に先立ち基礎資料を得るため、令和2年度には禁煙外来に携わる看護師・准看護師を対象に、禁煙支援をどのように行っているか、どのようなことに困っているか、ガイドブックに求めることは何か等、禁煙支援の実態とニーズを明らかにする質問紙郵送調査を行った。
令和3年度は、その質問紙の回答から得られたデータの分析を行った。その結果、禁煙外来に携わる看護師・准看護師は、5回ある禁煙外来を患者が完遂できないこと、一旦禁煙しても患者が再喫煙してしまい禁煙継続の支援に困難を感じていること、タバコをやめる気を感じない患者への対応に困難を感じていること、新型タバコに対する知識が追いつかず、それらを使用する患者の対応に困難を感じていること等が分かった。また、ガイドブックに期待することとして、中断することなく患者が禁煙外来に来られる支援方法や再喫煙を防ぐ方法、新型タバコを使用する患者への対応方法など、困っていることに準じる内容の他、禁煙支援の経験の浅い者が見ても分かりやすいもの、患者個々に応じた具体的な対応例などを望んでいることが明らかとなった。これらのニーズを踏まえ、分かりやすさやイメージのしやすさを考慮しながら、今後、熟練看護師の禁煙支援技術を盛り込んだガイドブックの開発に着手する予定である。また、この調査結果は学会発表を通じて公表予定である。
ガイドブック開発に先立ち基礎資料を得るため、令和2年度には禁煙外来に携わる看護師・准看護師を対象に、禁煙支援をどのように行っているか、どのようなことに困っているか、ガイドブックに求めることは何か等、禁煙支援の実態とニーズを明らかにする質問紙郵送調査を行った。
令和3年度は、その質問紙の回答から得られたデータの分析を行った。その結果、禁煙外来に携わる看護師・准看護師は、5回ある禁煙外来を患者が完遂できないこと、一旦禁煙しても患者が再喫煙してしまい禁煙継続の支援に困難を感じていること、タバコをやめる気を感じない患者への対応に困難を感じていること、新型タバコに対する知識が追いつかず、それらを使用する患者の対応に困難を感じていること等が分かった。また、ガイドブックに期待することとして、中断することなく患者が禁煙外来に来られる支援方法や再喫煙を防ぐ方法、新型タバコを使用する患者への対応方法など、困っていることに準じる内容の他、禁煙支援の経験の浅い者が見ても分かりやすいもの、患者個々に応じた具体的な対応例などを望んでいることが明らかとなった。これらのニーズを踏まえ、分かりやすさやイメージのしやすさを考慮しながら、今後、熟練看護師の禁煙支援技術を盛り込んだガイドブックの開発に着手する予定である。また、この調査結果は学会発表を通じて公表予定である。
- ID情報
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- 課題番号 : 20K10719
- 体系的課題番号 : JP20K10719