2011年
インプラントを希望して岡山大学歯学部を受診した患者の初診時パノラマエックス線像の検討.
岡山歯学会雑誌
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- 巻
- 30
- 号
- 1
- 開始ページ
- 11
- 終了ページ
- 16
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 岡山歯学会
2008年1月〜2010年9月にインプラント治療を希望して受診しパノラマX線撮影が行われた患者500例を対象に、患者背景やX線所見について統計学的に検討した。性別は男性192例(38%)、女性308例(62%)であった。年齢は17〜87歳(平均57.4歳)で、50〜60歳代が多く69%を占めていた。インプラント希望歯数は、1本の患者が125例(25%)、2本が114例(23%)、3本が79例(16%)、4本が54例(11%)、5本以上が128例(26%)であった。インプラント希望部位を年齢別にみると、若年層で前歯部が多く、高齢者で臼歯部が多いという特徴が認められた。X線で歯欠損以外の異常所見を認めたものが325例(65%)あり、内訳は歯根膿瘍307例(61%)、歯根膿瘍と他の異常所見が重複しているもの24例(5%)、歯根膿瘍以外の所見18例(4%)であった。歯根膿瘍は1患者平均2.05本認め、インプラント希望部位の隣在歯に認めたものが79例(16%)あった。
- ID情報
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- ISSN : 0913-3941
- 医中誌Web ID : 2011338847