2012年4月 - 2014年3月
キラル敏感非線形ラマン分光法による溶液中タンパク質の絶対立体配置の高速決定
日本学術振興会 科学研究費助成事業 挑戦的萌芽研究 挑戦的萌芽研究
本研究では、新しい光源、白色レーザーを用いることで、分子のキラリティーを検出するまったく新しい測定手法の開拓を行った。まず初めに、分光干渉法を取り入れた全く新しいシステムの構築を試みた。その結果、キラル由来のCARS光について、光電場の実部及び虚部の同時測定を実現した。さらに、白色レーザーの発生に用いるフォトニック結晶ファイバーに、近赤外及び可視の二つの波長のレーザー光を導入することで、可視域白色レーザー発生を実現し、可視域CARS―ROAの実験装置を立ち上げた。その結果、信号対雑音比が格段に向上した結果が得られた。
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- 課題番号 : 24655004
- 体系的課題番号 : JP24655004