2008年 - 2011年
酸化ストレスから見た糖尿病性筋萎縮のメカニズムとその抑制に関する研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
(1) 2型糖尿病発症初期:インスリン抵抗性発症をしたモデルラット(OLETF、25週齢)では、骨格筋の委縮が起こり、この時、骨格筋におけるAktのリン酸化が低下した。この筋萎縮は抗酸化物質投与により抑制され、Aktのリン酸化は維持されていた。その後、52週齢では抗酸化物質投与群でも筋萎縮が進行しAktのリン酸化が低下した。(2) 2型糖尿病後期: 98週齢では糖尿病発症群の体重はコントロール群に対して有意に減少していたが、抗酸化物質投与群では体重減少は認められなかった。また、抗酸化物質投与群では、糖負荷試験で血中インスリン濃度が維持されていた。
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- 課題番号 : 20500628
- 体系的課題番号 : JP20500628