2015年
チンパンジー(Pan Troglodytes)の発達における個体差の検討-多摩動物公園の8個体の運動,認知及び社会性の発達-
日本獣医生命科学大学研究報告(Web)
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- 巻
- 64
- 号
- 64
- 開始ページ
- 13
- 終了ページ
- 19
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(大学,研究機関等紀要)
- 出版者・発行元
- 日本獣医生命科学大学
チンパンジーの発達に関する研究は横断的なものが多く,また縦断的研究の場合は個体数が限定されており,個体差についての検討は少ない。本研究では多摩動物公園で母に育てられたチンパンジー8 個体の運動発達と認知発達及び社会性の発達を比較し,発達の個体差について検討した。8 個体のうち7 個体は同じ個体を父に持つ。また姉弟,叔母甥関係にあたるペアも含まれる。基本的な飼育状況は均一なため,運動発達(ロープのぶら下がりなど)や認知発達(道具使用など),社会性の発達(他の個体との関わりなど)における差は,母の養育態度や本人の特性が反映されていると考えられる。その結果,運動発達が遅い個体,認知発達の早い個体,および認知発達の遅い個体が見られた。
- リンク情報
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- J-GLOBAL
- https://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=201702237747966096
- CiNii Books
- http://ci.nii.ac.jp/ncid/AA12205414
- CiNii Research
- https://cir.nii.ac.jp/crid/1050001339097565184?lang=ja
- URL
- http://id.ndl.go.jp/bib/027344503
- URL
- http://id.nii.ac.jp/1135/00000057/
- URL
- http://search.jamas.or.jp/link/ui/2016241099
- ID情報
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- ISSN : 1882-7314
- J-Global ID : 201702237747966096
- CiNii Articles ID : 120005757208
- CiNii Books ID : AA12205414
- CiNii Research ID : 1050001339097565184