2013年4月 - 2017年3月
動物の新規遺伝子病の分子基盤解明、診断、予防および治療法の開発
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
伴侶動物の多数の遺伝子病について、分子基盤を解明し、遺伝子型検査法を開発した。その一部の疾患については、分子疫学調査を実施して、疾患の重要性を把握し、予防を必要とする重要疾患では予防法を確立した。犬の神経セロイドリポフスチン症では、実際に発症犬が出にくい状態まで国内集団の変異アレル頻度を低下させることに成功した。いくつかの疾患(犬の捕捉好中球症候群および猫のGM2ガングリオシドーシス等)に対しては、ステロイド等を用いた抗炎症療法を実施し、犬の捕捉好中球症候群に対する本治療は効果的であることを示唆した。また、本研究期間に、多くの新規遺伝子病を同定して、次の関連研究に繋げた。
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- 課題番号 : 25292181
- 体系的課題番号 : JP25292181