論文

査読有り
2016年12月

ダイアグノデントペン-ペリオプローブ測定値への歯垢染色剤の影響

日本レーザー歯学会誌
  • 八島 章博
  • ,
  • 中山 佑平
  • ,
  • 荒井 千明
  • ,
  • 山口 博康
  • ,
  • 小林 一行
  • ,
  • 横山 拓哉
  • ,
  • 丹羽 堯彦
  • ,
  • 白川 哲
  • ,
  • 長野 孝俊
  • ,
  • 五味 一博

27
3
開始ページ
77
終了ページ
83
記述言語
日本語
掲載種別
DOI
10.5984/jjpnsoclaserdent.27.77
出版者・発行元
(一社)日本レーザー歯学会

ダイアグノデントペン(DPPP)を用いた。DPPPは波長655nmの半導体レーザーで、先端にペリオプロープを装着した。歯垢成分として牛血清アルブミン(Al)、歯石成分として不定形リン酸カルシウム(ACP)、および単斜晶ハイドロキシアパタイト粉末(HAP)を用いた。重度歯周疾患により抜去された大臼歯で歯肉縁下歯垢および、歯石付着が認められる6歯の歯根のうち各根から平坦な歯根面を1ヶ所ずつ、縦10mm×横2mmに規格して切り出した12部位を実験に使用した。CBBが主成分であるプラークチェックジェルBR(CBB群)およびRBが染色剤の主成分であるPROSPEC歯垢染色液(RB群)を用いた。歯垢・歯石成分と歯垢染色剤色素成分による反応値測定では、RB溶液およびRB溶液と各成分の混和物では、DPPP数値を測定することが出来なかった。CBB溶液と各成分の混和物は、CBB溶液と比較して有意に数値の上昇を認めたが、各成分の数値間に有意差は認めなかった。歯垢染色剤に含まれる色素と歯石成分が共存した場合にDPPP測定値に変化があることが示唆された。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.5984/jjpnsoclaserdent.27.77
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/130005290104
URL
http://search.jamas.or.jp/link/ui/2017215623
ID情報
  • DOI : 10.5984/jjpnsoclaserdent.27.77
  • ISSN : 0917-7450
  • 医中誌Web ID : 2017215623
  • CiNii Articles ID : 130005290104

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