2016年5月
病期Ta膀胱癌におけるピラルビシン膀胱内注入療法の検討
泌尿器外科
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- 巻
- 29
- 号
- 5
- 開始ページ
- 511
- 終了ページ
- 515
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 医学図書出版(株)
筋層非浸潤性膀胱癌における術直後抗癌剤注入の治療効果について検討した。対象は、当院にてTUR-Btを施行し、CISやWHO1973年分類のgrade3症例を除いたpTa症例とした。ピノルビン30mg/40mLを用いた膀胱内注入を3群に分け、再発率を後方視的に検討した。I群は術直後注入のみ、II群は週1回10週間の導入療法のみ、III群は術直後注入と導入療法の両方を施行した。I群の3年非再発率は25%と低く、再発予防効果は不十分と考えられた。II群、III群の3年非再発率はそれぞれ53.8%、63.1%であり、それらに有意差はなかった。自験例では術直後注入の導入療法への相加効果は明らかではなかった。(著者抄録)
- ID情報
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- ISSN : 0914-6180
- 医中誌Web ID : 2016231038