共同研究・競争的資金等の研究課題

2007年 - 2008年

多重極限環境における層状遷移金属化合物の量子臨界現象

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)  基盤研究(C)

課題番号
19550072
体系的課題番号
JP19550072
担当区分
研究代表者
配分額
(総額)
4,030,000円
(直接経費)
3,100,000円
(間接経費)
930,000円

本研究では, 磁気ゆらぎが強いと考えられる層状遷移金属化合物において, ナノスケールで物質・構造制御を行い, 超伝導等の新奇量子臨界現象を示す層状遷移金属化合物を開発することを目的とした. その結果, 擬一次元磁性体Y_5Re_2O_<12>について, 合成およびYサイトへの元素置換を行ない, その電磁気特性を評価することで, 多重極限環境における構造と物性の関連を詳細に研究した. 擬一次元磁性体への圧力印加は, 結晶構造の三次元性を高め, 電子の遍歴性を増大させることにより, 系の電磁気特性を著しく変化させる効果を有することが明らかになった.

リンク情報
URL
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-19550072/19550072seika.pdf
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-19550072
ID情報
  • 課題番号 : 19550072
  • 体系的課題番号 : JP19550072