2017年4月 - 2020年3月
ボロン酸とグルコースの反応に関する基礎研究-ジボロン酸金属錯体による特異的定量-(研究分担者)
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
- 資金種別
- 競争的資金
糖類検出を目的とするボロン酸センサーは有機・生命化学分野において数多く開発されているが、これらの開発研究では「反応を利用する」点に主眼が置かれており、より本質的な課題であるボロン酸と糖の反応活性種の特定や詳細な反応機構の解明は全く行われて来ていない。本研究の目的は、ボロン酸センサーの究極的なターゲットである血糖中のD-グルコースを特異的にセンシングするための基礎研究として、(1)「フェニルボロン酸とD-グルコースの反応の反応活性種の特定と反応機構の解明」を行い、D-グルコースの特異的センシングのモデル反応として、(2)「ジボロン酸とD-グルコースの反応の反応活性種の特定と反応機構の解明」を行うとともに、(3)「D-グルコースを特異的に検出可能な高発光性ジボロン酸金属錯体試薬の開発」を行うことである。(研究分担者として参加)