2001年12月
ファジイ推論を用いた心臓超音波画像における心筋症のコンピュータ支援診断
電子情報通信学会論文誌
- ,
- 巻
- J84-A(12)
- 号
- 12
- 開始ページ
- 1431
- 終了ページ
- 1438
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- 出版者・発行元
- 電子情報通信学会
超音波診断法は,簡便で有用な画像診断法の一つである.この診断法は,心臓疾患の診断にも発揮され,広く用いられてきた.心臓疾患の中で心筋症は比較的よくある病気の一種である.この心筋症をより正確に診断できることは重要である.本論文では,心筋症のコンピュータ支援診断システムの構築を目的とし,ファジィ推論に基づく支援診断の一手法を提案する.提案手法は,従来よく用いられる三角形や台形のようなメンバシップ関数ではなく,ガウス分布形メンバシップ関数を用いることと,メンバシップ関数の形を最適化するためにGAを用いることを特徴としている.提案法の性能を,正確度(正診率),感度(有病正診率)及び特異度(無病正診率)の三つのインデックスで評価した.その結果,本手法が支援診断に有効であることが示唆された.
- リンク情報
- ID情報
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- ISSN : 0913-5707
- CiNii Articles ID : 110003313772
- CiNii Books ID : AN10013345