論文

査読有り 筆頭著者
2020年3月

日本の医学部卒業生の調査から得られた学業と臨床における専門家としての行動の重要性の認識に関する差異(Differences in the perceived importance of professional behaviors in academic and clinical settings from an alumni survey of a Japanese medical school)

日本健康学会誌
  • Hashimoto Michiyo
  • ,
  • Nishiyama Midori
  • ,
  • Tadokoro Nozomu
  • ,
  • Furuichi Teruhito

86
2
開始ページ
83
終了ページ
92
記述言語
英語
掲載種別
出版者・発行元
日本健康学会

目的:今日の医学教育の中で、医師としての自覚や責任を伴うプロフェッショナリズムは重要な課題である。本研究では、医学部卒業生を対象に医師の適切な行動の重要性について項目ごとに調査した。方法:関東にある私立医大卒業生を対象に、同窓会報とともにプロフェッショナリズムに関する自記式アンケート調査を同封した。アンケート回答の所要時間は約10分、無記名で返送された。結果:アンケートを送付した同窓生計3,188名のうち、417名(回収率13.1%)から回答を得た。回答者の平均年齢は46.3歳、男性71.9%、女性28.1%であった。勤務状況は常勤者が92.3%、非常勤のみ7.2%、また、勤務医50.6%(N=211)開業医46.8%(N=195)となっていた。なお、勤務医・開業医ともに内科医が最も多かった。医師としてのプロフェッショナリズムを自覚した時期は、臨床研修期間(37.9%)が最も多かった。さらに、『医師のプロフェッショナリズムを教育するのに』及び『日頃医師として仕事をする上で』という2側面から24の行動の重要度を、1〜5点の5段階評価をした結果、ともに最高点(大変重要)を得たのは、「患者について守秘義務を遵守する」であった。24項目中19項目について有意差が認められ、うち4項目は教育上、15項目は医師として仕事する上でより重要となっていた。一方、「会議、学会、カンファレンス等にて居眠りをしない」「医師として製薬会社の社員等と適切な境界線を保つ」は2側面ともに得点が低かった。結論:医師としての行動様式について医大卒業生を対象に調査をした結果、医学教育の現場と、実際に医師として仕事をする上での重要度に違いがあることが示された。今後は、医師のプロフェッショナリズム教育の実践の指標となる、医師の適切な行動内容について更なる研究と検討が望まれる。(著者抄録)

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ID情報
  • ISSN : 2432-6712
  • eISSN : 2432-6720
  • 医中誌Web ID : 2020304432

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