共同研究・競争的資金等の研究課題

2009年4月 - 2013年3月

南アフリカ大深度鉱山でのAE計測第二期:地下空洞による岩盤損傷の監視と山跳ね予知

日本学術振興会  科学研究費補助金 基盤研究(A)  基盤研究(A)

課題番号
21246134
体系的課題番号
JP21246134
資金種別
競争的資金

南アフリカの金鉱山地下1kmの採掘現場周辺域の地質断層を含む岩盤内に、差し渡し100m程度の三次元的な稠密センサ配置を実現して微小破壊(AE)の観測を行った。大量の微小破壊が、地質断層の破壊面のごく近くと、採掘域前方の高差応力領域でだけおこっていた。後者の破壊のサイズ分布は、自然地震と似ているが、前者は、小さいものが極端に卓越していた。また後者は、数十mスケールの厚味数mの複数の板状域に別れて分布していた。鉱山から採取した岩石の室内実験では、岩石組織の弱い面構造に微小破壊の発生が影響され、さらに主応力の角度関係によって、微小破壊分布・主破壊の複雑性が違うことが示された。

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-21246134
ID情報
  • 課題番号 : 21246134
  • 体系的課題番号 : JP21246134