2014年4月 - 2018年3月
北海道太平洋沿岸の海霧を考慮した気候的乾湿度に対する海浜樹木の環境応答
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
北海道沿岸域のカシワ海岸林9ヵ所において蒸発散能λEを推定し、さらに最寄りの気象台のデータから霧日数などを引用して気象データ間の相関分析を行った。霧日数は平均気温との間に有意な負の相関が認められ、λEに影響していることが明らかになった。植物におけるストレス指標となる炭素安定同位体比δ13C、およびクロロフィルaとbの比について、一般化線形混合モデル分析を行ったところ、λEはδ13Cの場合に負の効果を、Chl a/bの場合は正の効果をもつことが認められた。
夏季の日蒸発散量について、白糠と石狩のカシワ林縁で比較したところ、乾性気候の石狩が湿性気候の白糠より高い傾向にあることが明らかになった。
夏季の日蒸発散量について、白糠と石狩のカシワ林縁で比較したところ、乾性気候の石狩が湿性気候の白糠より高い傾向にあることが明らかになった。
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- 課題番号 : 26450206
- 体系的課題番号 : JP26450206