MISC

2010年12月

がん疼痛治療におけるトラマドールの臨床的位置と使用方法

ペインクリニック
  • 岡本 禎晃
  • ,
  • 恒藤 暁

31
12
開始ページ
1673
終了ページ
1680
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
真興交易(株)医書出版部

WHO方式がん疼痛治療法の除痛ラダーの第二段階では、軽度から中等度の痛みに対してはコデインが推奨されているが、コデインの代替薬としてトラマドールが挙げられている。トラマドールはオピオイドのμ受容体の活性化作用と、ノルアドレナリンとセロトニンの再取り込み阻害作用による下行性疼痛制御系の賦活作用により鎮痛効果を発現させる弱オピオイドである。2010年9月にトラマドールの内服薬が国内で使用可能となった。本稿では、軽度から中等度のがん疼痛に対する使用が推奨させるトラマドールの内服薬について記載した。(著者抄録)

ID情報
  • ISSN : 0388-4171
  • 医中誌Web ID : 2011062188

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