2006年
塩化第二鉄を用いた凝集沈殿汚泥の性状がリンおよび凝集剤回収プロセスに与える影響
環境工学研究論文集
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- 巻
- 43
- 号
- 開始ページ
- 399
- 終了ページ
- 410
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- DOI
- 10.11532/proes1992.43.399
- 出版者・発行元
- Japan Society of Civil Engineers
本研究は, 塩化第二鉄を用いて発生した凝集沈殿汚泥からリンおよび凝集剤を回収するプロセスに着目し, 凝集剤添加量を変化させ性状の異なる8種類の汚泥を作成し, これらの性状が本プロセスに与える影響を調べた. リン抽出実験におけるリン抽出率は. 凝集剤添加量の増加に伴って約30%から80%の範囲で増加した. これは主に汚泥中リンがFePO4として存在する割合が増加することによるものと考えられ, 抽出されないリンは主にAlやCa, またはTOC成分と共存していると推測された. リン回収実験では, 汚泥種によらずリン含有率が約15%で, かつ重金属類濃度の低いリン回収物が得られることがわかった. 回収凝集剤でのジャーテストの結果, 汚泥種によらず市販品と同等のリン除去効果を発揮した.
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.11532/proes1992.43.399
- ISSN : 1341-5115
- CiNii Articles ID : 130003949490