講演・口頭発表等

招待有り
2013年4月

発達障害の早期発見を目的とした乳幼児健診における問診項目の検討

第116回日本小児科学会学術集会
  • 加藤 神奈
  • ,
  • 北山 真次
  • ,
  • 飯島 一誠

記述言語
日本語
会議種別
口頭発表(一般)
主催者
日本小児科学会
開催地
広島

【目的】神戸市では平成20年より発達障害のスクリーニングを目的に乳幼児健診に新しい問診項目を導入した。今回私達は新しい問診項目による発達障害の早期発見について検討した。【対象】神戸市において平成19年10月から平成20年9月の1年間に出生し1歳半健診と3歳児健診を共に受診した9,203名を対象とした。【方法】1歳半健診において新たに導入した8項目の問診項目のうち運動性能力を除く7項目が不通過であった児3,309名について3歳児健診における不通過項目について検討を行った。また、養育者の感情や育児環境についても検討を行った。【結果】3歳児健診において「行動面で気がかりなことがある」「回るものなどに気をとられる」「特定のものを嫌う」「不器用」「道路などに突然飛び出す」の項目で不通過となる傾向がみられ、その養育者は、育児相談をする人がいない養育者の73.4%