2010年4月 - 2012年3月
摂食調節因子による自発運動及びエネルギー代謝調節機構の解明
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究(B)
- 課題番号
- 22700693
- 体系的課題番号
- JP22700693
- 担当区分
- 研究代表者
- 配分額
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- (総額)
- 3,900,000円
- (直接経費)
- 3,000,000円
- (間接経費)
- 900,000円
- 資金種別
- 競争的資金
本研究では私達が確立した高自発運動性を示すモデル動物SPORTS(Spontaneously-RunningTokushima-Shikoku) ratを用いて、Prepro-Ghrelin由来因子をはじめとする摂食調節因子が自発運動やエネルギー代謝に影響を及ぼすかを検討した。SPORTSラットをSaline投与群、Ghrelin投与群、Ghrelin+ Obestatin投与群(100. g/ kg BW/ dayを筋注投与)に分け、6日間処置を行った。Ghrelin群では自発運動が抑制され、摂食量や体重及び内臓脂肪量が増加した。ObestatinはGhrelinによる摂食量や体重及び内臓脂肪量の増加を抑制したが、自発運動には影響しなかった。以上の結果より、2つのPrepro-Ghrelin由来因子は自発運動と食欲の調節では異なる経路で作用している可能性が示唆された。本研究結果より、摂食調節因子が自発運動やエネルギー代謝の調節へ関与している可能性が示唆された。
- リンク情報
- ID情報
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- 課題番号 : 22700693
- 体系的課題番号 : JP22700693