破産手続にかかる管財人の報酬は、破産財団から賄われる。その分、破産債権者への配当財源は減るが、適正な処理のための必要経費と解される。報酬について明確な規律をもつ諸外国に比べると、わが国ではこの問題はタブー視されてきた。問題状況をあぶり出し、方向性の提示に努めた。