2020年4月 - 2024年3月
がん免疫におけるマクロファージの役割に関する包括的な理解と診断・治療への応用
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
がん・悪性腫瘍の微小環境には免疫細胞や線維芽細胞、血管内皮細胞など多数の宿主由来細胞が存在する。腫瘍内微小環境におけるマクロファージ(TAM)は腫瘍促進性Protumor/抗炎症性の性質を有しておりPD-L1などの免疫抑制因子を発現している。
子宮内膜症におけるマクロファージの活性化状態について鉄沈着との関わりを明らかにした(Med Mol Morphol. 54:316-323, 2021.)。今後、子宮内膜症と発がんの関連について研究を進めていく。
急性期タンパク質であるAGPがマクロファージの活性化(PD-L1発現やIL-6産生)に関わることでがんの発育に関与していることを明らかにした(Cancer Res. 81:4545-4559, 2021)。AGP-CD14シグナルががん治療の標的となり得るかどうかを検討する。
胃癌のリンパ節におけるマクロファージの活性化状態が、がん免疫サイクルに関わっていることを明らかにした(Front Oncol. 11:636751, 2021)。リンパ節マクロファージの詳細な解析を進めていく。
子宮内膜症におけるマクロファージの活性化状態について鉄沈着との関わりを明らかにした(Med Mol Morphol. 54:316-323, 2021.)。今後、子宮内膜症と発がんの関連について研究を進めていく。
急性期タンパク質であるAGPがマクロファージの活性化(PD-L1発現やIL-6産生)に関わることでがんの発育に関与していることを明らかにした(Cancer Res. 81:4545-4559, 2021)。AGP-CD14シグナルががん治療の標的となり得るかどうかを検討する。
胃癌のリンパ節におけるマクロファージの活性化状態が、がん免疫サイクルに関わっていることを明らかにした(Front Oncol. 11:636751, 2021)。リンパ節マクロファージの詳細な解析を進めていく。
- ID情報
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- 課題番号 : 20H03459
- 体系的課題番号 : JP20H03459