講演・口頭発表等

2002年8月

不登校経験者の自己肯定感について

第3回日本生徒指導学会
  • 入谷好樹

記述言語
日本語
会議種別
口頭発表(一般)
主催者
日本生徒指導学会

自由の森学園の卒業生で、不登校を経験した後、現在は概ね社会参加を遂げている者に対し個別面接調査を行った。いくつかの観点から調査を行ったが、特に不登校経験者の自己肯定感について検討、考察した。不登校経験の受け止めと現在の生活の満足度を指標にして不登校経験者を4群に分けたところ、自己肯定感の強い群に特徴的に見られたのは、教師や生徒同士の人間関係が不登校の改善に役立ったと答えていたことであった。 不登校から回復し、自己肯定感を持ってその後の生活を送るためには、在学中の人間関係が特に重要であることが伺えた。