2016年4月 - 2019年3月
メラトニンの放射線防護効果と抗腫瘍効果を応用した新たな口腔癌治療法確立の可能性
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
メラトニンの各種癌細胞に対する増殖抑制効果が報告されているとともにわれわれは以前、放射線性口腔粘膜障害予防効果を示唆する研究結果を得ている。本研究では、メラトニンの口腔癌細胞に対する抗腫瘍および放射線性口腔粘膜障害の予防効果ついて明らかにすることを目的とした。
口腔癌細胞株の細胞生物学的特性に対する影響についての検討においては、メラトニンの添加により増殖抑制傾向が認められたが、遊走、浸潤能に関しては有意な差は認められなかった。放射線照射による防護効果がある程度認められる傾向にあったが、明らかな有意差が認められず、今後はメラトニンの投与方法、投与量、投与時期等につき、さらなる検討が必要である。
口腔癌細胞株の細胞生物学的特性に対する影響についての検討においては、メラトニンの添加により増殖抑制傾向が認められたが、遊走、浸潤能に関しては有意な差は認められなかった。放射線照射による防護効果がある程度認められる傾向にあったが、明らかな有意差が認められず、今後はメラトニンの投与方法、投与量、投与時期等につき、さらなる検討が必要である。
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- 課題番号 : 16K11708
- 体系的課題番号 : JP16K11708