2013年
ヒューマンエラー防止のための安全教育手法の開発と実践
労働科学
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- 巻
- 89
- 号
- 6
- 開始ページ
- 197
- 終了ページ
- 205
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.11355/isljsl.89.197
- 出版者・発行元
- 公益財団法人大原記念労働科学研究所
本研究では,現行の安全教育の実施状況と課題とを踏まえて,ヒューマンエラー(HE)を有効に防ぐための安全教育手法を開発することを試みた。従来教育の問題点:①人間行動特性への理解が中心でない,②双方向の議論が認められない,③短期的な教育効果が求められている。それらを基に,①受講者との討論を中心とする,②事例を分析し原因・対策を考える,③模擬課題でHEの有無を検討し,HEの発生機序を考える,④防止策が個人対応で可能か否かを考える,という教育手法を開発した。さらに,ある企業研修でそれを実施しその効果を定性的に測定した。受講者のHEに対する理解の変化と将来の仕事の中で問題解決への行動意欲の高揚という効果が確認された。今後の課題も考察された。(図2,表2)
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.11355/isljsl.89.197
- ISSN : 0022-443X
- J-Global ID : 201402203724357393
- CiNii Articles ID : 130005088886
- CiNii Books ID : AN00256023