MISC

1998年9月

【感染症】出産,中絶を経験したHIV感染症の1例

長岡赤十字病院医学雑誌
  • 黒川 和泉
  • 藤巻 尚
  • 佐々木 将
  • 安田 雅子
  • 安達 茂実
  • 須藤 寛人
  • 堀田 広満
  • 竹内 一夫
  • 山崎 肇
  • 佐藤 尚
  • 今井 千速
  • 沼田 修
  • 鳥越 克己
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11
1
開始ページ
53
終了ページ
58
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
長岡赤十字病院

29歳,タイ国人,出産は1996年6月15日,中絶は98年3月17日に行われた.この際,CDリンパ球数は妊娠中に減少したが分娩により無治療で回復した.この期間中にCD4は感冒によっても減少し,感冒の治癒後回復した.本例では3回のエピソードにおいて,CD4は500/μl以下に減少し,無治療で回復した.このことより,抗HIV療法は,CD4が500/μl以下に減少しても,それがHIVの増殖によることを確認した上で始められるべきであると考えられる

ID情報
  • ISSN : 0914-5788
  • 医中誌Web ID : 1999066461

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