論文

2015年3月

【生活行為向上マネジメント】生活行為向上マネジメントを用いて退院後のイメージを具体化させた症例に対する関わり

青森県作業療法研究
  • 今井 寛人
  • ,
  • 小枝 周平

23
1
開始ページ
51
終了ページ
55
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
(一社)青森県作業療法士会

脳卒中発症前に行っていた家事が出来なくなったことで落ち込みがみられた70代女性患者に対し、生活行為向上マネジメントを活用して作業療法を行った。患者は家事に対して"仕事"という認識をもっており、家事をすることは自分が家族の一員であるという所属感を満たす重要な行為であった。作業療法では先ず家事動作の作業目標を明確にし、訓練を通じて「出来る動作」についての認識を促し共有していくことで改善を図った。その結果、退院後の生活に対して当初は「家事をしたいけど出来ない」という悲観的な発想しか持てなかったものが、「これは自分で出来る」「これは夫に手伝ってもらう」という実感が持てるようになり、気分の落ち込みは徐々に緩和され、生活意欲が高まった。

リンク情報
URL
https://search.jamas.or.jp/index.php?module=Default&action=Link&pub_year=2015&ichushi_jid=J02792&link_issn=&doc_id=20150511020006&doc_link_id=%2Fdr0aomot%2F2015%2F002301%2F008%2F0051-0055%26dl%3D0&url=https%3A%2F%2Fwww.medicalonline.jp%2Fjamas.php%3FGoodsID%3D%2Fdr0aomot%2F2015%2F002301%2F008%2F0051-0055%26dl%3D0&type=MedicalOnline&icon=https%3A%2F%2Fjk04.jamas.or.jp%2Ficon%2F00004_2.gif
ID情報
  • ISSN : 0918-1431
  • 医中誌Web ID : 2015266426

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