講演・口頭発表等

国際会議

二相ステンレス鋼のすき間腐食におけるフェライトもしくはオーステナイト相の優先溶解メカニズム

Gordon Research Conference; Corrosion Aqueous
  • 青木 聡
  • ,
  • 名田 勇史*
  • ,
  • 酒井 潤一*

開催年月日
2016年7月
記述言語
英語
会議種別

高耐食材料である二相ステンレス鋼といえどもすき間腐食の発生が問題となっており、その重要性が指摘されている。二相ステンレス鋼のすき間腐食では、すき間の入口からすき間奥部までの優先溶解挙動は一様でなく、複雑な溶解挙動を示す。すなわち、すき間の外縁部から内側へかけて順次、不働態領域、オーステナイト相が優先溶解した領域、そしてフェライト相が優先溶解した領域が観察される。本発表では、二相ステンレス鋼のすき間腐食成長段階へ至るまでの腐食部優先溶解挙動の推移の観察、ならびにすき間腐食成長時のすき間内の腐食環境模擬溶液下における二相ステンレス鋼およびフェライト、オーステナイト各相の溶解挙動の解析に基づき、二相ステンレス鋼のすき間腐食における優先溶解機構を解明することを目的とした研究について示す。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5056362