2012年4月 - 2014年3月
ヒト染色体逆位モデルマウスを用いたEVI1高発現による白血病幹細胞維持機構の解析
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究(B) 若手研究(B)
3q26と3q21との間の染色体転座および逆位は、3q26側に存在するEVI1遺伝子の高発現を誘導し、予後不良の白血病の原因となる。本研究では、二つの大腸菌人工染色体クローンを連結することによって、3q21と3q26との間の染色体逆位を再現する新規の白血病モデルマウス(3q21q26マウス)を樹立した。この3q21q26マウスは24週令以降に白血病を発症した。このマウスでは白血病発症前から骨髄内に異常なCD34強陽性の細胞の蓄積がみられたことから、この細胞が白血病発症に関連するものと考えられた。
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- 課題番号 : 24790957
- 体系的課題番号 : JP24790957