書籍等出版物

2004年10月

新・食文化入門

  • 森枝卓士,南直人,松井章,原田信男,野林厚志,高田公理,茂木美智子,丸井英二,赤堀博美,石井智美,<U>今井 美樹</U>,川原崎淑子,志垣瞳,鈴野弘子,竹内由紀子

担当区分
共著
出版者・発行元
弘文堂 総ページ数213
総ページ数
担当ページ
100-101
記述言語
日本語
著書種別
学術書

(全体概要)
食文化とは何かを明快にわかりやすく説いた書で,その内容は,考古学的視点から見た食,地球上の多様な食のあり方,食からみた日本史・世界史,食の文化人類学,食と酒の文化,現代日本社会と食,食の未来について論じられている.
(担当部分概要)pp.100-101
軍隊が変えた日本の食ー兵食と脚気ー
明治期の脚気をめぐる陸海軍の食物論争について論じられている.海軍では,「食物改良論」として知られる麦食に肉食を組み合わせた洋食を脚気予防に有効な食事として採用した.それに対し,陸軍ではこの「食物改良論」には反対し,主食である米麦を中心とする食事を採用し,昭和期に至るまでまったく対照的な方針で行われた.