2015年4月 - 2017年3月
肝臓における偽胆管・胆管癌形成の三次元イメージングと幾何学的空間定量解析
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究(B) 若手研究(B)
肝障害時の胆管系細胞(細胆管反応)や胆管癌の増殖・形態形成過程を空間定量的に把握し、その細胞制御を調べるため、肝障害モデルマウスを作製して解析した。その結果、肝障害時において中心静脈域に出現する胆管系細胞は、肝内マクロファージ(Kupffer細胞)によってNotchシグナルが活性化された肝細胞が胆管系細胞に分化転換したものであることがわかった。このとき同時に肝細胞のアポトーシスが抑制されることがわかった。また、肝前駆細胞を調べたところ、LIN28BがmiRNAであるmiR-125a/bとlet-7bを抑制することで細胞増殖を制御し、同時に胆管上皮細胞への分化が抑制されていることがわかった。
- ID情報
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- 課題番号 : 15K19025
- 体系的課題番号 : JP15K19025