2020年
Atypical Spitz nevusの1例
診断病理
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- 巻
- 37
- 号
- 1
- 開始ページ
- 63
- 終了ページ
- 67
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- 出版者・発行元
- (一社)日本病理学会
症例は9歳女児。半年前から左前腕に米粒大、常色の硬い結節が出現。石灰化上皮腫の臨床診断で切除された。組織学的には、真皮内に類上皮様の異型メラノサイトが増殖し、病変深部には大小の結節形成と核分裂像を伴い、maturationはみられなかった。免疫染色では、腫瘍細胞はS-100陽性、Melan-Aが部分的に陽性、MIB-1陽性率は30%であった。p16免疫染色は大部分が陰性であったが、9p21 FISHではホモ欠失は認めなかった。臨床像、組織像を合わせてatypical Spitz tumorと診断した。(著者抄録)
- ID情報
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- ISSN : 1345-6431
- 医中誌Web ID : 2020182520