MISC

2006年2月

応用数理学を意識した『総合的な学習』の時間のための教材開発と地域貢献活動としての授業実践に関する研究

近畿大学工業技術研究所研究報告書
  • 伊藤 昭夫

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45
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52

小・中学校においては平成14年度から、高等学校においては平成15年度から『総合的な学習』が導入された。そして、福祉・環境問題や奉仕活動を主体とした『総合的な学習』の時間のための教材は数多く存在する。しかし、算数・数学の他領域への貢献を意識した教材はあまり存在しない。そのような状況において、工学の知識の活用を目的とした算数・数学の21世紀に相応しい新しい教材を開発することは意義がある。更に、学生が積極的にそのような教材を開発し、その教材を用いた授業実践を地域の子どもたちを対象に行うことは、学生が地域との連携を深めていく第一歩になると考える。更に、このような活動は大学の地域に対する貢献活動の1つの形態になりうる可能性があるのではないかと考える。<br />
そこで、本研究では『総合的な学習』の時間のための教材開発と、その教材を用いた授業実践を行う。実際、我々は算数・数学教材に工学の知識や技術を取り入れようとして

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