2009年
ネオ古典社会学の企て-学説-数理-実証のはざまで
社会学年報
- 巻
- 38
- 号
- 開始ページ
- 5
- 終了ページ
- 16
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.11271/tss.38.5
- 出版者・発行元
- The Tohoku Sociological Society
本稿では,古典学説に拠りつつ理論的一般化をはかるネオ古典社会学に,解釈支援型フォーマライゼーションという類型論に焦点をおく理論構築法を組み入れて,事例研究を媒介にして学説と数理の対話を促進する,その可能性と意義を論じる.第一に,役割の学説研究との往還の中から解釈支援型フォーマライゼーションならではの理論化を引き出す,その具体的な過程を例解する.ポイントは類型論の背後にあるプロセスの明示化である.第二に,そこで定式化されたプロセスのモデルを,秩序問題との接合および国際関係という異なる現象への応用を通して一般化し,理論的一般化のための含意を検討する.
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.11271/tss.38.5
- ISSN : 0287-3133
- CiNii Articles ID : 130005002658
- CiNii Books ID : AN00109754