2012年10月
教育機会均等への挑戦-授業料と奨学金の8カ国比較
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- 担当区分
- 共著
- 出版者・発行元
- 東信堂
- 記述言語
- 日本語
- 著書種別
- 学術書
第10章「奨学金の社会・経済効果」第1節「学生生活費負担において『無理をする家計』の問題」を執筆した。そこでは、苦しい家計のもとで、大学教育費(学生生活費)を支出している家庭(家計)を、「無理をする家計」と名づけ、現在の日本において、(1)「無理をする家計」が、どの程度存在するのか、(2)奨学金を受給することで、何とか最低限の家計を維持している家庭が、どの程度存在するのか、(3)「無理をする家計」出身の学生が、学生生活費からみた場合に、どのような大学生活を送っているのか、といった点などを明らかにし、それらの点から奨学金の効果を検討した。(総頁数486頁中、P381-386を担当)