論文

査読有り
2011年

場所の記憶の共有化による地域のなじみに及ぼす影響~兵庫県川西市大和団地をケーススタディとして~

土木学会論文集D3(土木計画学)
  • 松村 暢彦
  • ,
  • 尾田 洋平
  • ,
  • 來田 成弘
  • ,
  • 楠田 勇輝
  • ,
  • 平井 祐太郎

67
5
開始ページ
67_I_417
終了ページ
67_I_425
記述言語
日本語
掲載種別
DOI
10.2208/jscejipm.67.67_I_417
出版者・発行元
公益社団法人 土木学会

日本の郊外団地はかつて「目新しさ」「上流感」を誇っていいたものの,現在では輝きを失っている.郊外団地を居住地として存続していくためには,これらに代わる「なじみ」を醸成する必要がある.「なじみ」を「慣れ」「親しみ」「使いこなす」という要素も含めて定義し,これらの概念を元に兵庫県川西市大和団地でアンケートを行った.因子分析の結果,居住意向に関わる「なじみ」には「慣れ」「親しみ」「必要活動の場所の使いこなし」「任意活動の場所の使いこなし」の四要素が存在することが確認された.また「なじみ」の源泉となる場所には,空間の本質的な役割以上に,特別な想いがそこに込められているということがわかった.つづいて,場所の記憶を地域で共有する取り組みを行い,地域のなじみが向上することが示された.

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.2208/jscejipm.67.67_I_417
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/130004559551
URL
http://id.ndl.go.jp/bib/025185829
ID情報
  • DOI : 10.2208/jscejipm.67.67_I_417
  • ISSN : 2185-6540
  • CiNii Articles ID : 130004559551
  • identifiers.cinii_nr_id : 9000258272684

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