2016年2月25日
医療用ユニフォームの好ましさが産婦人科病棟の看護師にもたらす心理的効果
繊維製品消費科学
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- 巻
- 57
- 号
- 2
- 開始ページ
- 109‐118
- 終了ページ
- 118
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.11419/senshoshi.57.2_109
- 出版者・発行元
- 一般社団法人 日本繊維製品消費科学会
産婦人科病棟の看護師18名に異なるデザインの医療用ユニフォームを着用してもらい,ユニフォームの好ましさや印象と着用時の心理状況を質問した. (1)好ましいと思うユニフォームを着用した看護師ほど,仕事に対するやりがいが強くなり,ストレスを感じなかった. (2)仕事に対するやりがい感が強くなりストレスを感じなかった群は,着用したユニフォームを,「外向的な印象を与える,動き易い感じ,癒す感じ,安心を与える,落ち着かせる」と評価した.(3)ユニフォームのイメージについての因子分析の結果得られた,第1因子の「癒し・親しみやすさ」の平均因子得点は,仕事に対するやりがいが高くなり,ストレスを感じなかった群が高かった.(4)患者の視点に立ち,思いやりを感じさせる医療用ユニフォームを採用することは,着用者である看護師の心理にもプラスの効果をもたらすことが推察された.
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.11419/senshoshi.57.2_109
- ISSN : 0037-2072
- J-Global ID : 201602209616781530
- CiNii Articles ID : 130005143778
- CiNii Books ID : AN00131775