講演・口頭発表等

室内の比抵抗測定結果を用いた割れ目系岩盤の原位置構造因子の推定

令和3年度日本応用地質学会研究発表会
  • 村上 裕晃
  • ,
  • 福田 健二*
  • ,
  • 尾崎 裕介
  • ,
  • 笹尾 英嗣

開催年月日
2021年10月
記述言語
日本語
会議種別
開催地
長崎(online)
国・地域
日本

岩盤中の物質移動現象の一つである拡散を評価するためには、その拡散係数を取得する必要がある。従来は拡散試験によりその値が取得されてきたが、岩石の比抵抗測定結果から算出した構造因子を拡散係数に換算する手法が提案され、海外の結晶質岩地域において健岩部を対象とした原位置の構造因子が推定された事例がある。我々は、割れ目が多い日本の結晶質岩を対象として、室内試験の結果から原位置の岩盤の構造因子を推定することを目的として、室内比抵抗測定と原位置比抵抗検層の結果から算出した構造因子を比較した。その結果、室内比抵抗の結果と岩盤の割れ目本数および変質度のデータを用いることで、原位置の構造因子を推定できる可能性があると考えられた。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5072284