論文

2010年5月

19世紀ドイツ連邦期における中等教育機会の拡大と女子教育の理念

「武蔵野大学教職課程年報」

17
開始ページ
29
終了ページ
40
記述言語
日本語
掲載種別
研究論文(大学,研究機関等紀要)
出版者・発行元
武蔵野大学教職課程

本論文では、19世紀を通じたドイツ女子中等教育に関する教育理念、教育制度及び教育課程の改革動向について、性差による区別とその固定化に着目し考察した。女子中等教育では、女性の「妻・母・主婦」としての使命を強調する教育理念と内容を掲げる一方で、就学機会と教育課程における学修を通じて取得可能となった各種資格は、女性が職業人として自立することも可能にした。男子校との格差は依然として存在したが、女子中等教育機関は都市を中心に急成長した。(pp:29〜40)

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