2009年 - 2011年
糖脂質特異的免疫応答に着目した、新たな抗結核ワクチンノ開発
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
生体内増殖菌が宿主由来のグルコースを基質として産生するグルコースモノミコール酸によって誘起されるT細胞応答を、モルモットを用いて検証した。その結果、グルコースモノミコール酸が感作個体において遅延型アレルギー応答を誘起することを初めて実証した。さらに、グルコースモノミコール酸によって誘起されるメモリー応答は、TH1サイトカイン産生に極度にシフトしたものであった。以上より、グルコースモノミコール酸が新しいタイプの結核ワクチンとして機能することが考えられた。
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- 課題番号 : 21390304
- 体系的課題番号 : JP21390304