論文

2018年8月

活性イオウ分子:親電子ストレスに対する防御的役割とその細胞内過剰蓄積による還元ストレス

日本毒性学会学術年会
  • 秋山, 雅博
  • ,
  • 鵜木, 隆光
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  • 蕨, 栄治
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  • 新開, 泰弘
  • ,
  • 石井, 功
  • ,
  • 赤池, 孝章
  • ,
  • 熊谷, 嘉人

45
開始ページ
S10-3
終了ページ
記述言語
日本語
掲載種別
研究論文(学術雑誌)
DOI
10.14869/toxpt.45.1.0_S10-3
出版者・発行元
日本毒性学会

<p>【背景・目的】日々の生活において、我々の体は様々な親電子ストレスに晒されている。例えば、食生活、生活環境やライフスタイルを介して摂取される環境中親電子物質がある。活性イオウ分子(Reactive sulfur species, RSS)は、高い抗酸化性/求核性を呈するため、生体内レドックスホメオスタシスの鍵分子であることが示唆されている。これまでに、我々は、RSSが環境中親電子物質の捕獲・不活性化を介して、生体内の親電子ストレスを制御することを示した。このことは、生体内におけるRSS量の保持が環境中親電子物質に対する生体防御に重要であることを示唆する。一方、生体内での過剰な求核物質の蓄積はレドックスバランスを乱し、疾患リスクを高める報告がなされており、酸化ストレスに対し還元ストレスという概念が近年提唱されている。以上を統合すると、RSSの生体内量は厳密に制御されており、その破綻は健康リスクを高めると考えられた。そこで本研究は、生体内RSS量

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.14869/toxpt.45.1.0_S10-3
CiNii Research
https://cir.nii.ac.jp/crid/1390001288051837184?lang=ja
ID情報
  • DOI : 10.14869/toxpt.45.1.0_S10-3
  • CiNii Articles ID : 130007432238
  • CiNii Research ID : 1390001288051837184

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