MISC

2015年1月

歯周疾患と腎臓病との関係に関する疫学研究 ながはま0次予防コホート事業

8020: はち・まる・にい・まる
  • 浅井 啓太
  • ,
  • 園部 純也
  • ,
  • 山崎 亨
  • ,
  • 家森 正志
  • ,
  • 山口 昭彦
  • ,
  • 高橋 克
  • ,
  • 別所 和久
  • ,
  • 中山 健夫

14
開始ページ
130
終了ページ
131
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
(公財)8020推進財団

滋賀県長浜市の「ながはま0次予防コホート事業」参加の男性2679人(平均56.0歳)と女性5442人(平均53.3歳)を対象に、歯周疾患と腎機能との関連について検討した。腎機能評価の指標:推定糸球体濾過量(eGFR)は、殆どが正常範囲内であったが、女性に比べ男性でやや腎機能が低下していた。口腔内の状況は、歯周病の指標:地域歯周疾患歯数(CPI)やアタッチメントロス(CAL)が男性で高値の割合が高く、喪失歯数も多かった。また、男性では高血圧、糖尿病を有する割合、喫煙率が高かった。歯周疾患とeGFRとの関係についての単回帰分析では、喪失歯数とeGFR・CPI・CALは有意な負の相関を認め、性別・喫煙歴・高血圧の有無・糖尿病の有無・メタボリックシンドロームに関わる因子を調製した重回帰解析でも同様の結果であった。

ID情報
  • ISSN : 2188-9082
  • 医中誌Web ID : 2015205374

エクスポート
BibTeX RIS