橋田 俊之

SOFCセルスタック発電時の変形および応力評価を目的として，レーザー計測技術を用いた非破壊計測技術を開発する．

柳津西山地熱貯留層を対象として，不連続き裂を考慮できるトレーサー応答数値シミュレーション法の開発と貯留層評価に関する研究を行う．

固体酸化物燃料電池の経年劣化損傷を小型試験法（スモールパンチ試験法）を用いて検出するための研究を行う．経年劣化した積層材料であるSOFC構成材料に対して，AE法を併用した材料強度学的試験法を開発し，劣化損傷を定量的に評価できる方法を提案する．

固体酸化物型燃料電池(SOFC)の基礎と研究開発に関して，一般的な事項とともに最先端の技術の現状について学術指導を行う．

珪酸カルシウム系複合材料を対象として，複合材料の作製とその機械的特性の評価に関する研究を行う．

運転時間が３０年を超える火力発電部材においては，室内加速試験に基づく予測結果が必ずしも実時間における損傷度合いを推定できていない場合も経験されており，この乖離については十分検討されていないのが現状である．本研究においては，長期使用された経年火力部材を用いて損傷評価の高度化を目的として，経年損傷メカニズムの解明を行う． 実機から直接抽出した経年火力部材を活用し，材料組織学的調査と材料強度学的調査を組み合わせた検討を行い，現実に発生する経年損傷メカニズムを明らかにするとともに，加速試験法による予測結果との詳細な比較検討を行う．

運転時間が３０年を超える火力発電部材においては，室内加速試験に基づく予測結果が必ずしも実時間における損傷度合いを推定できていない場合も経験されており，この乖離については十分検討されていないのが現状である．本研究においては，長期使用された経年火力部材を用いて損傷評価の高度化を目的として，経年損傷メカニズムの解明を行う． 実機から直接抽出した経年火力部材を活用し，2009年度には，材料組織学的調査に焦点を当てた検討を行い，現実に発生する経年損傷メカニズムを明らかにする．

ガスタービンブレードに施工されるTBCならびにその下地耐熱金属を対象として，TBC/下地金属界面に形成される酸化膜成長に及ぼす応力の影響，ならびに下地金属の組織変化の非破壊評価に関する検討を行い，高温損傷発生メカニズムの解明と寿命評価手法の確立を目指す．

ガスタービンブレードに施工されるTBCならびにその下地耐熱金属を対象として，TBC/下地金属界面に形成される酸化膜成長に及ぼす応力の影響，ならびに下地金属の組織変化の非破壊評価に関する検討を行い，高温損傷発生メカニズムの解明と寿命評価手法の確立を目指す．

固体酸化物燃料電池(SOFC)の機械的信頼性を確保することを目的として，劣化メカニズム解明に基づく耐久性評価法の開発を行う．構成材料の弾性特性，強度特性等の評価，AE法等による損傷の非破壊評価，作動状態におけるセルの応力解析を組み合わせた検討を行うことにより，材料強度学に基づくSOFCの機械的信頼性を評価し，耐久性を確保するための学術的基盤を構築している．

固体酸化物燃料電池の開発を目的として，スプレー法により薄膜でかつ緻密な電解質膜の作製法を開発する．出発原料粉の作製方法ならびにスプレー溶液のゲル化法に関する研究，焼成温度などの影響に関する検討などを通して，多孔質材料である電極膜への緻密な電解質コーティング法を開発する．

固体酸化物燃料電池(SOFC)の実用化のためには，長期信頼性の確保が最も重要な検討課題の一つとなっている．そのため，SOFC構成要素・構造の基礎的特性評価法ならびに劣化損傷過程検出法に関する研究を推進し，長期信頼性確保のための学術的基礎を構築する． SP法，インピーダンス法等を有機的に組み合わせたSOFC構成要素・構造の基礎特性評価法，およびAE法等を併用したセル損傷の非破壊検出技術に関する検討を行う．特に，AE法の検討に関しては，セルスタックならびにモジュールへの適用について十分に調査研究を推進する．さらに発生応力解析法の開発と合わせて，劣化メカニズムの解明ならびにこれに基づく長期信頼性評価法の開発を行う．

水熱法を活用することにより，金属ガラスと生体活性セラミックスなどのセラミックスとの接合に関する研究を行う．金属ガラスを基材として，前駆体法と水熱法を組み合わせた接合方法を開発する．さらに，界面近傍の化学分析ならびに機械特性評価と行うことにより強度特性に優れた接合体の作製を目指す．

岩石破壊力学の専門家を結集させ，2007年までに国際岩の力学会（ISRM）岩石せん断型破壊靱性試験法を提案することを目的とした国際共同研究を行う．具体的には，岩石のせん断型破壊靱性試験法として，ボーリングコアに基づくパンチ—スルーせん断型試験片（Punch-Through Shear Specimens ; PTS）を用いた方法を開発し，ISRM推奨試験法として提案するための学術的基盤を構築するとともに，本試験法を組み込み，かつ多数き裂の相互作用を考慮した混合モード下におけるき裂進展則の評価方法をドイツ国との国際共同研究により構築する．

本研究テーマでは、建材中の含有アスベストをオンサイトで、簡易、迅速に探知、計測できる技術を開発する。このために、水溶性塩基染料の吹き付けによるアスベスト有無の簡易判別技術を開発する。そのため、下記の研究開発項目を実施する。 (1)建材等中のアスベストを選択的に染色する水溶性塩基性染料の選定 (2)オンサイトで探知・計測するトータルシステムに関する検討 (3)実用化に資する導入シナリオとビジネスモデルの策定

水熱条件下での二酸化炭素の有機化合物への変換

水熱合成による製鉄プロセス副生物の利材化に関する研究

超臨界水条件下における岩石の環境助長割れに関する基礎的研究

ナノチューブ、ナノ微粒子、マイクロ微粒子の組織反応性とバイオ応用

二酸化炭素を含む超臨界水環境下におけるNi基圧力容器用鋼の耐久性評価に関する研究