2016年4月 - 2018年3月
機能性RNAによる癌転移抑制因子CD82発現制御を利用した口腔癌治療法の開発
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究(B) 若手研究(B)
CD82は、遺伝子発現の制御に重要な役割を果たしているmiRNAの中で複数のmiRNAの発現を亢進させた。特にmiR-203は直接的にFZD2の発現を抑制し、癌細胞の遊走能を低下させた。これよりCD82がmiR-203を介してFZD2を抑制することによりWntシグナル経路を抑制し、癌の浸潤転移を抑制することが示唆された。
また口腔扁平上皮癌の腫瘍マーカーとしてのmiRNAの有用性を検討するため、OSCC患者群と健常者群の血清より作製した血清プール中のmiRNAを比較検討した結果、miR-125bとmiR-183の有用性が示唆され、さらにmiR-183は術後モニタリングとしての有用性も示唆された。
また口腔扁平上皮癌の腫瘍マーカーとしてのmiRNAの有用性を検討するため、OSCC患者群と健常者群の血清より作製した血清プール中のmiRNAを比較検討した結果、miR-125bとmiR-183の有用性が示唆され、さらにmiR-183は術後モニタリングとしての有用性も示唆された。
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- ID情報
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- 課題番号 : 16K20588
- 体系的課題番号 : JP16K20588