共同研究・競争的資金等の研究課題

2015年4月 - 2018年3月

生活習慣病におけるアポE含有HDLの役割

日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(C)

課題番号
15K01715
体系的課題番号
JP15K01715
配分額
(総額)
4,680,000円
(直接経費)
3,600,000円
(間接経費)
1,080,000円

本研究では,血清アポE含有HDLの定量測定法を開発し,肥満モデルマウスでアポ含有HDLが増加することを示した。臨床検体の検討では,重回帰分析により,肥満に深く関わる中性脂肪やアディポネクチンがアポE含有HDL-コレステロールの有意な予測因子であることを明らかにした。しかし,脂肪細胞の培養実験では,アポE含有HDLが脂肪蓄積に関与するデータは得られなかった。一方,肝細胞の培養実験では高グルコース培地によりアポE含有HDLの生成が増加し,細胞内へのグルコース取り込みがアポE含有HDLの生成に深く関与していることが示唆され,糖代謝とアポE含有HDLの生成との関連において今後新たな展開が期待される。

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-15K01715
URL
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-15K01715/15K01715seika.pdf
ID情報
  • 課題番号 : 15K01715
  • 体系的課題番号 : JP15K01715