共同研究・競争的資金等の研究課題

2020年4月 - 2023年3月

5~12世紀の東アジアにおける〈術数文化〉の深化と変容

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(B)  基盤研究(B)

課題番号
20H01301
体系的課題番号
JP20H01301
配分額
(総額)
17,680,000円
(直接経費)
13,600,000円
(間接経費)
4,080,000円

1、検討会の開催。検討会をオンラインで3回開催した。第1回は本研究課題全体の計画・進捗方法を確認した。第2回は小塩慶氏(東京大学史料編纂所助教)「摂関・院政期の祥瑞」、佐野誠子(本研究課題分担者)「『五行記』と『広古今五行記』:もう一つの五行志であって五行志でないもの」、第3回は山口えり氏(広島市立大学准教授)「日本古代における「理運」の思考と災害認識」、三浦雄城氏(東京大学大学院博士後期課程)「董仲舒の符瑞思想―儒教国教化議論との関わりから―」による学術報告検討会を行った。研究班メンバーだけでなく、外部から関連研究者によるご報告をいただいたことにより、議論・認識を深めることができた。また、各回の検討会には、科研班以外の外部関係者(報告者以外)もご参加していただき、議論に加わっていただいた。
2、海外論文の翻訳。王祥偉「一件罕見的「狐鳴占」文献及相関問題」(小倉聖訳)、游自勇「敦煌写本『百怪図』補考」(小倉聖訳)、裴伯鈞「中代時期の越南儒家の筮法の実行と易理の体験について:阮文理を例として」(小倉聖訳)の三本(すべて原文は中国語)を翻訳し、科研班で共有した。
3、『天地瑞祥志』の翻刻・校注。基本的に毎月第三土曜日(もしくは日曜日)に検討会を開催し、翻刻・校注作業を進めた。その成果については各種媒体に随時発表した(詳細は、研究成果参照)
4、国内外資料調査。本年度は新型コロナウィルス蔓延及び緊急事態宣言などの社会的規制の影響で思うように行うことができなかった。
5、ホームページの開設。「〈術数文化〉網」(shushu.temmon.org)というサイトを開設し、〈術数文化〉や本科研課題に関わる情報を発信した。

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-20H01301
ID情報
  • 課題番号 : 20H01301
  • 体系的課題番号 : JP20H01301

この研究課題の成果一覧

論文

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MISC

  2

書籍等出版物

  1
  • 水口拓寿 (担当:共著, 範囲:漢代における術数の天文学的宇宙論)
    汲古書院 2022年3月 (ISBN: 9784762967092)

講演・口頭発表等

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